二〇一四年師走十三日

旧日本海軍の最先端技術によって開発された"最終兵器"伊四〇〇型潜水艦

I-400

今回は第二次世界大戦で大日本帝国海軍が所有していた潜水艦
伊400型潜水艦についての特集です。


【カタログスペック】 


排水量 基準:3,530トン 常備:5,223トン 水中:6,560トン
全長 122m
全幅 12.0m
吃水 7.02m
機関 艦本式2210型ディーゼル42
        水上:7,700馬力 1,200馬力モーター2
        水中:2,400馬力
速力 水上:18.7kt 水中:6.5kt
航続距離 水上:14ktで37,500海里 水中:3ktで60海里
燃料 重油:1,750トン
乗員 157
兵装 40口径14cm単装砲125mm3連装機銃3
      同単装153cm魚雷発射管 艦首8門 魚雷20
搭載機 特殊攻撃機『晴嵐3機 (四式一号一〇型射出機 1基)
備考 22号電探1基、13号1基 安全潜航深度:100m
  連続行動時間:約4ヶ月
 
伊四百型潜水艦-Wikipedia より引用

この潜水艦の、他のモノとは一線を画するところは
やはり、”攻撃機”を3機搭載する点でしょう。

伊四〇〇型潜水艦以外にも航空機を搭載した潜水艦は存在しますが、
あくまで偵察機であって、攻撃を目的として航空機を搭載したものは
伊四〇〇型潜水艦と、代替の伊一三型潜水艦だけです。

搭載機の、特殊攻撃機『晴嵐』は
二五〇キロ爆弾四つ、又は八〇〇キロ爆弾による爆撃が可能です
最高時速は474kmですが、フロートを投棄することで、
560kmと、零戦並の速度を出すことができます。


伊四〇〇型のみならず、旧日本海軍の潜水艦には
"自動懸吊装置"、”重油漏洩防止装置”などの
画期的な技術が
搭載されていました
自動懸吊装置は、潜航中の潜水艦の深度を自動的に
一定に保つことができ、
重油漏洩防止装置は、燃料タンクを損傷しても
内圧を水圧よりも、低く保つことで
燃料の流出を避けることを可能にしました

これらは両方、友永英夫という海軍の技術士官によって開発され、
彼はこの開発により二回、海軍技術有功章を受賞しています

また、これらの技術はドイツ海軍にも譲渡され、
ドイツの潜水艦Uボートにも装置が搭載されました。


本艦のもう一つの特徴と言えるものは、
理論上では、地球を一周半できるほどの圧倒的な航続距離です。
この長すぎる航続距離は、搭載された攻撃機を用いて
アメリカ本土のパナマ運河を爆撃するために必要でした。

パナマ運河が崩壊して、通ることができなければ
アメリカ大西洋艦隊が、太平洋へでるために遠回りしなくてはならないため、
敵戦力を減らすことにつながります。
しかし、ドイツが降伏し、大西洋艦隊はすべて、
太平洋へすでに移動してしまったため、
パナマ運河への爆撃は中止となり、
伊四〇〇と伊四〇一はウルシー環礁への攻撃へ参加することになりました。

しかし、作戦実行中に終戦の電信を受けて
本土へ帰還する途中、米軍に拿捕されてしまいました。


本艦の運用思想、構造は戦後、
米軍が原子力潜水艦を作る際の参考になったと言われています。

個人的には旧日本海軍の中で、一番好きな兵器だったりします



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vaccine131 at 20:57コメント(0)軍事 

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